建築探偵日記: 東京物語
建築探偵日記: 東京物語 / 感想・レビュー
マッピー
この本、昭和の終わりから平成の初めにかけて東京都の発行するコミュニティ誌に連載され、30年ほど前に書籍化された本なのだけど、書籍情報が全く見つからなかったことに驚愕。内容としては、都内に点在する明治期の建物について、その建物がどのように建てられたか、とか、なぜこのような様式なのか、とか、ここに住んでいた人たちの生活の工夫が建物にどう残っているか、とか、失われつつある明治期の建物について書かれたもの。その本の書籍情報が失われているとは…。江戸東京たてもの園の存在を知ったので、いつか必ず行ってみたいと思う。
2022/02/13
しんこい
この本が書かれたのが90年代初頭ということで、当時まだ残っていた建物も都庁を筆頭に今やないものもたくさん、行ってみたいと思っても遅いのでしょうね。放火で焼けたとか許せないです。昔の商店とか博物館に移設されたものが少しはあるのが救いです。
2015/09/06
りー
季刊「ゆりかもめ」に昭和61年~平成4年連載をまとめた本。なんだか懐かしい気持ちでいっぱいになりました。銭湯や、醤油屋さんて、東京のど真ん中でも私の幼い頃はありましたもの。瓶を持って行って、入れてもらうの、見たことあります。びっくりするようなエピソードもいくつか。フランク・ロイド・ライトが建てた家にお住まいのご家族が使っている食器がブルーノ・タウトのデザイン・・・スゴいー。そして、花屋さんは、大邸宅の温室から洋花を仕入れていた!洋館に飾られていた花は自家栽培で、家に飾った残りをもらっていた、と。いやはや。
2019/05/12
ebisubeeeer
古い建築を見るのが好きな私には著者は師匠のようなものである。訪ねたい建物も新たに発見した。ただしもう現存しないのも多いか。
2012/02/25
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