ふしぎの国のアリス (海外ライブラリー)
ふしぎの国のアリス (海外ライブラリー) / 感想・レビュー
ヴェネツィア
『アリス・オンパレード』第20弾。サイズはタテ19.5cm、ヨコ13.5cm。王国社刊。訳者は北村太郎。訳文は集英社文庫版とまったく同じ。集英社文庫の初版が1992年で、こちらが1996年だから、あきらかに集英社文庫からの転用。すなわち、意識的、自覚的に格調の高さを捨てることで「子どもことばの口語体」で語られた訳文だ。さすがにまったく同じではまずいと思ったか、挿絵はお馴染みのテニエルのものではなく、どういうわけかルイス・キャロル自身のオリジナルを用いている。「地下の国のアリス」のものだ。
2013/10/10
ニョンブーチョッパー
★★★☆☆ 訳者が詩人の方とのことで今までに読んだ別訳の同書と比べて詩っぽい文章でした。20年以上前の訳なのに言葉がわりと今風で古さをあまり感じなかった。ハンプティ・ダンプティはいつ出てくるのかなと待っていたけれど出てこず。『鏡の国』の方でしたね。テニエルの挿絵のほうが有名なような気がするけれど、キャロル自身の挿絵という点が貴重かも。
2019/07/19
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