赤塚不二夫 裏 1000ページ(上)
赤塚不二夫 裏 1000ページ(上) / 感想・レビュー
さらば火野正平・寺
赤塚不二夫の知られざる作品をまとめた本。編集は三田格。昔『噂の眞相』で音楽時評をしていた人だな。つまらなくなってから描かれたものもあり、代表作が収録されていない不思議な作品集である。そのギャグは基本的に馬鹿と虐待。立て続けに読むと飽きる部分もあるが、秀逸なものもある。悪人ばかり登場してツッコミ不在の『ワルワルワールド』なんて見事である。当時の少女漫画とエロ劇画のパロディ『めくるめっくワールド』なんてくだらなくて楽しい。ラストは真面目な少女漫画。笑いを涙の枕にするのは盟友タモリが嫌った事だったが。
2015/10/13
もぐを
ボクの小学校の時の夢が「赤塚不二夫」になる!だったのです。毎日ノートにニャロメやケムンパスやベシを描いていまた。で、これはなかなかの裏振り。やっぱりスゴイのです
2015/12/20
ぐうぐう
生前に和田誠責任編集で刊行された『赤塚不二夫 1000ページ』のanother side、裏バージョンとでも呼べるベスト版。「裏」にふさわしく、とてもマイナーな作品ばかりを集めたコアな編集となっている。しかし、メジャーだろうがマイナーだろうが、表だろうが裏だろうが、赤塚ギャグは平等に笑いを振り撒いている。
2009/04/16
河村祐介
実験漫画集と一緒に入ってたのを引っ張り出して読了。こちらも負けず劣らず自由&アナーキー。
2017/08/18
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