かもめの叫び
かもめの叫び / 感想・レビュー
ドシル
映画『ヴァンサンへの手紙』にも登場したフランス初のろう者の女優・エマニュエル・ラボリのエッセイ。 昔の本なので日本語の翻訳が、「口話教育」が「口頭教育」になっているなど少し違和感のある語彙が出てくるが、充分読みやすい翻訳だと思う。 エマニュエル・ラボリの半生を恥ずかしながら初めて知り、彼女のご両親の凄さを感じた。 彼女が初主演した舞台は観ていないので、もし映像があるなら観たい。
2019/12/27
春ドーナツ
「ひとり出版社フェア」最後を飾るのは、ある女性の自伝。私はとても心を打たれた。このプランを閃いたのは幸運であった。それから青山出版社にも感謝申し上げます。
2016/11/10
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
☆×5.0…なんて世の中って障害者にやさしくできないんでしょう…受賞のときにも彼女は思わぬ新聞の書き方に愕然とさせられたようです。そしていわれているのは未だに間違えた教育がされていること。日本でも未だに読唇が主力みたいです。あれは限界があるのに…
2011/07/26
さやか
最後のほうちょっと走ってしまったけど、丁寧で解像度の高い(と言いますよ私は解像度だよ解像度)語りと幼い頃からの生きることすべてに対する情熱がたっぷりと詰まっていて、熱くうっとりと読み進めてしまったように思う。なんというか、読んでいて冷静ではいられないような感じ。それにしても障害についても手話についても、思ったよりもぜんぜん最近まで当たり前に受け入れられてなくてびっくりした。こういう「びっくり」が多すぎる。無知すぎる。自分が。
2024/05/23
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