菊地君の本屋
菊地君の本屋 / 感想・レビュー
阿部義彦
ヴィレッジヴァンガード創業者菊地敬一さんから話を聞いて永江朗さんがまとめました。「『ユリイカ』は普通はそんなに売れる雑誌ではない。でも特集によっては100冊売れるのもある。それが大事」「文庫のAランクはうちでは売れない。一番売れるのは無印だ。」「もちろん僕がとる版元は、青土社やフィルムアート社、芳賀書店、美術出版社。そういうくさいとこばかりだ。」「突き詰めてしまうと、本屋のセンスはこの本の隣になにを置くかで決まる。」本好きの方ならもう、快哉を叫ぶ事ばかり。『みんなに愛される本屋はみんなに嫌われる。』至言。
2019/01/26
sawa
★★★★☆ 今や全国に350店舗以上あるヴィレッジヴァンガード。学生時代はお世話になったけど(そういえば本は一冊も買ったことないけど)、最近は全然行ってない。自分が好きな物を売る、客を育ててやる、みたいな若者への啓蒙的なお店かと思っていたけれど、「自分が欲しい本は置いてない」、「売れる物を仕入れて売る」というかなり商売人的な考えを持っていて驚いた。中高生やお年寄りには来てほしくない→そういう人が欲しいものは置かない、っていう店側の強めの感じ、共感できる。20年近く前の本だけど、面白い。(図)
2012/07/16
nobu23
まだヴィレバンが全国区になってない頃の本。この本だけ読むとまだまだ地方の小さい書店といった雰囲気だが、こんな短期間に全国区になったのに驚く。
2019/04/07
やまゆ
ヴィレッジヴァンガードが計算された展開の本屋ということがよくわかる。初めて行ったときは衝撃的でした。今もわけもなく立ち寄ってしまいます。
2013/05/29
タリコ
ヴィレヴァン創成期のお話。熱いこだわりと冷静な商品選定で他店との明確な差別化が図られた。しかし、もう老舗と言ってもいい存在なんだよなあ。
2012/01/09
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