マンガ日本人と天皇
マンガ日本人と天皇 / 感想・レビュー
kazutaka
サッカーをやっている主人公が、部活動での不合理や理不尽なことを、全部皇室のせいにする、もはやギャグ漫画。著者は『日本の社会を眺めてみれば、政界、企業、学校などいたるところ、不合理な上下関係で締めつけられ、道理も正義も通らないことばかりだが、それは社会の根底が「象徴天皇制」という虚構の上にたっているからなのだ。(P279)』と結論づけているが、思い通りにいかないことやヒエラルキーは海外でもあり、全部皇室のせいにするのは子供のいちゃもんみたいなものでしかない。小林よしのりの『天皇論』シリーズと併読をおすすめ。
2014/04/19
neetn
雁屋哲氏の歴史認識、思想を端的に知れる本として優れている。
2012/09/09
不動 明
偶然だが‘黒山もこもこ~”と‘自分探しが~”の流れで読んだので、日本人の気質をミクロ~マクロの視点で窺うことができた。歴史の流れと天皇研究、それを漫画を入れて作者のもう一度考えてみようというメッセージ。
2010/01/11
Cephalopoda
学校の理事長のおじいさんが学生たちに天皇制ってろくでもないということを教育する話。天皇制にノーというのは良いのだけど、自民党広報並みに家父長制バリバリな構図でそれをやるというのはいかがなものか。
2020/02/18
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