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踊りたいけど踊れない

踊りたいけど踊れない

踊りたいけど踊れない

作家
寺山修司
宇野亜喜良
出版社
ケイツー
発売日
2003-04-01
ISBN
9784901006453
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踊りたいけど踊れない / 感想・レビュー

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♪みどりpiyopiyo♪

…でも本当の自分はどこにいるのでしょうか? ■寺山修司の 小さなお話と、詩が数編。宇野亜喜良の絵と共に。■思春期を迎えた少女の戸惑い。私の中の『不思議の国』の中の私。あべこべな自分。■宇野亜喜良は、シュールレアリスティックな女性の絵がちょっとこわくて苦手でしたが、この本で少し親しみを持ちました。■寺山修司没後20年に宇野亜喜良の叙情的な絵で綴った 詩的な絵本です。(表題作:文 1997年、絵 2003年。詩に添えた絵は1996年〜1997年)(→続

2019/08/11

スプーン

再読。二人の天才の邂逅。思春期の複雑な内面性を表した童話。「ほんとうの自分」なんて、何人いても良いのさ。

2020/05/17

tomo*tin

私は本書を読むたびに、この二人はすごすきる、と驚く。というか震える。もしくは恐ろしいと思う。あんまり言いたくないけれど、天才だわ、と思う。女のからだはお城で、中にもう一人の少女が隠れてるだなんて、どうして書けるのだろう。そして、その言葉にぴったりと寄り添った絵を、どうして描けるのだろう。ああ、きっとお二人とも少女の魂を心に飼っていたに違いない。素敵なことです。大好きです。

2009/04/20

Roy

★★★★+ なんて言葉が煌めいているのだろう。いつの間にか忘れてしまったこと封印したことを、ひっそりとした美しさで示す寺山修司。宇野亞喜良のイラストもコラージュも陰があって美しいのだけど、あゝ哀しいかな、イラストの方はクレヨンみたいな着色と少女の横顔が平坦過ぎて気になってしまう。僕のなかにいるはずの小さなもうひとりの僕が死んでしまってるからなのだろう。蘇生したいんですけど。

2009/05/23

レニ

表題作、きらきらしていた。絵の美しさに圧倒され、文章に圧倒され・・。今の自分が読むと、そう感じる。 もし、小学生くらいの子どもが読んだなら、ちょっと怖いお話・・って思うのかな。それとも、また別の感想を持つのかな。 「かなしくなったときは」の詩の一文、「どんなにつらい朝も どんなにむごい夜も いつかは終る」が良い。

2014/08/23

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