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壜の中の鳥

壜の中の鳥

壜の中の鳥

作家
寺山修司
宇野亜喜良
出版社
ケイツー
発売日
2003-11-01
ISBN
9784901006613
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壜の中の鳥 / 感想・レビュー

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♪みどりpiyopiyo♪

「へんな鳥だなあ」 あけておいた窓から、ひょっこりと迷いこんで来て、いつのまにか少年の寝室に住みついてしまった鳥でしたが… ■寺山修司の 小さなお話が一編と、様々な著作からの引句が20編余。宇野亜喜良の絵と共に。■現代のお伽話はコミカルで可愛くて。いえ、もしかしたら、挿絵の1枚目がとぼけた感じだったからそう感じたのかも。少年と パパとねこ。■引句は 昭和のおっさんが好き勝手言ってる感… \(・o・)/ (2003年出版)(→続

2019/08/11

スプーン

おとぎ話絵本。確実に世界の中心を突いてくる。

2020/05/22

R子

人が突然鳥になってしまう。恐ろしいけど、自由に空を飛べたら素敵かもなんて思ってしまった。最後の恋人のエピソードが切ない。相手を強く想っているからこそ起こってしまったすれ違い...『ロミオとジュリエット』を思わせる。

2015/02/09

tomo*tin

宇野亜喜良の素敵すぎる絵と寺山修司の美しくも突き刺さる言葉。ただのセンチメンタルと見くびるなかれ。甘さの中には棘があり、儚さのなかには毒がある。人は誰しも「ひとりと言う名の飛べない鳥」で「さびしさ」がつきることはない。とても当たり前のことかもしれないけれど、その当たり前のことをきちんと言葉にする寺山を、私はすごく大人だと思う。大人じゃないと多分言えない。大好きな一冊です。

2009/04/20

レニ

美しい宇野さんの挿絵に惹かれて、図書館で借りてきた一冊。人間が、何の前触れもなく鳥になってしまうという現象。不思議なのだけれど、宇野さんの絵にかかるとなぜだか納得してしまう。「生きることは『出会うこと』です。それをおそれて一体何がはじまるというのでしょう。」ストンとくる文章、ぴったりな挿絵。見事。

2014/08/21

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