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迷宮の人生

迷宮の人生

迷宮の人生

作家
岡本太郎
出版社
ケイツー
発売日
2004-02-01
ISBN
9784901006668
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迷宮の人生 / 感想・レビュー

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roughfractus02

迷宮はフラットな空間と線上の時間でできた意識の世界から逸脱し、意識中心に生きる人間を迷わせる外的な世界ではない。意識の世界を異議を唱える著者は生命自身が迷宮であり、それゆえ人間自身が迷宮なのだという。意識を基点とする人間を迷宮と捉えるのは、意識的な現実を離れて幻想を見る時である。幻想は、期待と絶望が翻弄する矛盾を生み出し、線状の時間とフラットな空間を螺旋状に歪ませ、生きること自身を瞬間瞬間にぶつかってくる出来事に変える。著者は、ケルトの組紐文や縄文の結び目に相反する矛盾が絡み合う生の原イメージを幻想する。

2023/03/26

ケケ内

「黒い太陽」という詩が気に入った。風邪を引いている時に読んだので、体内の迷宮・精神の迷宮に入りやすかったように思う。しかしセンシティブさは薄まっているがために、己に落とし込めなかった部分も多いかもしれない。

2013/11/19

らむだ

“岡本太郎”に少しだけ触れることが出来たような気がします。人生・即・迷宮。

2013/05/30

miracolo

2003年だったかな…熊本現代美術館での岡本太郎の展覧会、衝撃を受けて関連の本を読み漁った思い出がある。 たまたま見つけた読んだこと無い作品「迷宮の人生」を読み終わった。 「毎日毎日、瞬間瞬間にわき起こる希望。希望があるからこそ、逆に絶望がある。出口があると同時に、それを見失う恐怖、望みと絶望の共存。この矛盾が人生を覆っている」この人つくづくインテリだと思う。 ふと、砂漠も迷宮に似てるのでは?と思った、見渡す限り砂の山で進む毎に希望と絶望が同居。砂漠でそのまま自然に風化するのも良いかもしれない。

2014/08/07

gagayuta1990

迷宮の人生、旅に持って行って最高だった本。今まで、タローさんが発見した縄文土器の芸術性について知らないことが多かったけど、これを読んで納得した。始まりも終わりもない。ラブリンス即人生、芸術即人生。

2013/02/27

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