教育改革と新自由主義 (寺子屋新書 1)
教育改革と新自由主義 (寺子屋新書 1) / 感想・レビュー
市井吉平
■2004年発行。 ■教育の自由化の裏にはエリートを育てたい経済界の思惑があり、新自由主義的な考えの広がりと相まって加速しているとするもの。 ■現在はどうか。
2021/07/08
pinkie
新自由主義的教育改革に関する文献は多くあるが、それらは概して新自由主義的教育改革に批判的な立場から、批判ありきで論を進めがち。ただしこの本は、既存の文献に比べるとさまざまな取材や資料収集にもとづいて、エビデンスを整えた上で新自由主義的教育改革をぶっ叩いており、勉強になった。ただし「新しい評価」論で関心・意欲・態度を重視するという件には、筆者の「新しい評価」論への事実誤認があるかも……?という記述が窺え、その点は残念。態度重視の評価論が、すなわち子どもの管理強化に繋がるというわけではないのでは?
2016/08/06
カイ
今の教育制度について改めて考えさせられた。
2011/11/13
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