霊界物語第4巻 (霊主体従 卯の巻)
霊界物語第4巻 (霊主体従 卯の巻) / 感想・レビュー
姉勤
八百万の神が集い、天界にて初の平和会議が開かれる。高天原(エルサレム) での主な議題は、新議長とも言える主催神の選出と、全武力の例外なき廃止。ここでも八岐大蛇、九尾の金狐など邪な存在に乗っ取られ、また神道由来以外の神の成り上がりに由来する、権謀と権力闘争がバラエティ豊かに繰り広げられる。お稲荷さんの由来は興味深い。完全な民主主義で、詐術による多数決が明らかではあるが、陥れられた主催神は黄泉に下り、天地創造するような上位の神々も時勢には勝てぬと、懲役明けのヤクザの出世を約するような、説諭をする。
2021/09/06
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