霊界物語第18巻 (如意宝珠 巳の巻)
霊界物語第18巻 (如意宝珠 巳の巻) / 感想・レビュー
姉勤
酒呑童子が現れる遥か以前の大江山辺りの物語。スサノオ系の三五(アナナイ)教と外来系のウラナイ教の陰陽くらい反斥した対立。信者の取り合い、改心と堕落の繰り返し、そのフェイクからの相手教団の切り崩しなど。宝珠を飲み込み懐妊した娘から産まれた、玉照姫の奪い合い。マンネリに梃子が入る。悪役と善役で芝居を打ち、一般人を騙して入信させるカルトの勧誘方法や、信者が本口述に勝手な解釈や懐疑的なメタ描写が面白い。敵方のアジトのボス、黒姫の苦労と誰にも労われない寂しさに味がある。次巻まで、アディオス!(この頃はこの挨拶好む)
2022/08/13
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