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絶望から出発しよう (That’s Japan 6)

絶望から出発しよう (That’s Japan 6)

絶望から出発しよう (That’s Japan 6)

作家
宮台真司
出版社
ウェイツ
発売日
2003-02-15
ISBN
9784901391306
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絶望から出発しよう (That’s Japan 6) / 感想・レビュー

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ずっと俺のターン

空気に抗う。

2014/10/06

たばかる

論壇の間で語られるポストモダンを批判し、亜細亜主義へと話をつなげる。前半は「終わりなき日常」を説明し直す。それ即ち近代の終着点であり、家族の空洞化などの機能不全は必然であるという。伝統的な道徳を保持することでそれを取り戻すことを追求する言説は、道徳的秩序を支える構造が変わっているのだから無理だ、と西部邁などを批判する。この批判の背景には筆者の実証的な調査をした経験があるそうで。世の中を大して知らず、自分の心理状況も弁えない口から出る言葉は、未熟な実存の問題を社会に投射して噴き上がっているだけだと喝破する。

2021/02/21

白義

だいたい論壇に出てきた初期の宮台真司から、後期の宮台真司への転換期を代表する著作。具体的には、ポストモダン的な社会論への抵抗としての郊外フィールドワーク、都市的リアリティーの提示とまったり革命から、市民運動と天皇、亜細亜主義へという経路。本書ではまったり革命や一連の郊外論のその後と概観、市民エリート教育の必要性から亜細亜主義=入れ替え不可能な国体抽出への注意と言う経緯が比較的手際よく見れて面白い。基本的には初期の理論書からからどのモチーフもあったのだけど、亜細亜主義のプッシュはやはり新鮮ではある

2012/08/02

Ken39

まったり生きる事が大事なんだね。世界はデタラメ。ぬるい失望より、圧倒的な絶望から出発してみたい。意味追求型人生は有害だ。

2016/03/11

oko1977

ちゃんと絶望することで、意識が変わり見え方が変わり思考停止から抜け出せ、真摯な姿勢を取り戻せる。 今の世の中は慰める方法がたくさんあり、軽い失望程度で終わってしまうので注意。

2022/11/17

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