生命学をひらく 自分と向きあう「いのち」の思想
生命学をひらく 自分と向きあう「いのち」の思想 / 感想・レビュー
田中はにわ
会社でもらった本。講演録。考えるヒントがたくさん詰まっている。生きる意味、自己肯定などについて。
2018/01/06
ちくわ
著者の提言する生命学とは、目の前の出来事を評論家的にとらえるのではなく、自分自身の体験として捉え生きる実践的な学問となろうか。最近、SNS等を見ていると、ニュースに対する感想がいかにも評論家的でドヤァな感じのものが目に付く。ニュースの当事者の心境に寄り添うというよりは、ニュースに対する意見に酔っている印象を受ける。もちろん、それはそれで良いのだが、本当にそれだけで良いのか。自分自身を安全圏に置くことが豊かに生きることなのか。社会との接点に影響を与えることこそが充実感につながるのでは。生きるとは。
2017/06/13
メルセ・ひすい
蔵書 既読書
2009/01/01
ベビーヨーダ
脳死の状況下では、遺族は、愛しい人の死(「二人称の死」)において、間身体性による本能的な認知を持ちます。一方で、遺族は、医師からの死亡宣告という現実(「三人称の死」)にも迫られるというアンビバレンスな心情になると考えられ、これは救急医のような、第三者によって解決できるものではありません。 できるのは間身体性の中で故人との会話を時間をかけて遺族に噛み締め、温かい遺体の前で、お別れを言っていただけるまで待つこと
2021/07/04
hiratax
(20060404)この頃、森岡正博の本は熱心に読んでいた。「無痛文明論」も2年ほど前に読んでいる。切実な人。ついでイケメンである。しかし現代思想のわけわかんない感じに寄らないのがいい。
2006/04/04
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