つげ義春傑作選 1 (アイランドコミックスPRIMO)
つげ義春傑作選 1 (アイランドコミックスPRIMO) / 感想・レビュー
さおりんご
30年前には既に上等な装丁の愛蔵本で入手した覚えがあるが これだよ、これ! この質の悪い紙と印刷でこそ味わいが増すってもんだ。 二巻も探してみよう。
2021/10/28
少夢
これまでもさまざまな版があり、この50年で、どの短編も20回以上は読んだと思う。 あと何度読めるだろうか。 つげ作品の中に描かれる貧乏暮らしとは何なのかと思う。 つげは昭和25年に小学校を終え中学へは行かずに、少年工として職を転々とすることになる。昭和21~22年のころは、まだ日本全体が貧しい時代だったが、25年ともなれば朝鮮特需のころである。時代に取り残された家族があった。次の時代にも取り残される者たちがあり、取り残された者たちのほうが、失われたもののことをよく知っていることになるのだろう。
2018/08/01
感想・レビューをもっと見る