奥の横道: Aquirax Labyrinth2007-2008
奥の横道: Aquirax Labyrinth2007-2008 / 感想・レビュー
くさてる
イラストレーター、宇野亜喜良のエッセイ集。徒然につづった日常のこと、過去の思い出などに、自作の句とイラストが添えられている。幻想的な描線からもっと芸術家然とした人かと想像していたけれど、ずっとプロフェッショナルな思考の人だった。イラストもいつもの作風のものだけでなくもっと幅広い絵が見られてよかった。小川未明の「赤いろうそくと人魚」を詠んだ「蝋灯に赤く映りぬ鱗の子」という句が気に入りました。
2018/07/01
ヒラP@ehon.gohon
宇野亜喜良の自由句とエッセイと絵。気ままなコラボレーションで宇野さんの世界を散策。
2021/08/10
瀧ながれ
いろんな場所で目にしていたが、わたしが宇野亜喜良氏をきちんと認識したのは、久世光彦氏の『ひと恋しくて』の挿絵だった。だから、宇野氏の描く肖像画がとても好きだ。最近似た画風のイラストレーターも見かけるが、宇野氏の色っぽさは唯一無二のものだと思う。…見開きの、右にエッセイを左にイラストを配したエッセイ集。表題になっている俳句も、宇野氏らしくチャーミングでざわついていてエロチック。
2014/07/05
冬見
宇野亜喜良による句画エッセイ集。「サバトには魔王に紛う薔薇の影」
2019/10/02
みろひき
何とも贅沢な本だった。宇野さんの交友関係にいちいち感動してしまう。時代を引っ張ってきた様々なジャンルの人たちが惜しげもなく登場。大阪に、黒川紀章のインテリア、宇野亜喜良のロゴ、ケーキのネーミングに谷川俊太郎という夢のようなカフェがあったとか(今は閉店してるそう)!宇野さんの俳句も、絵同様に趣があって素敵です。
2009/06/28
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