コーヒーカップ4杯分の小さな物語
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コーヒーカップ4杯分の小さな物語 / 感想・レビュー
野のこ
4杯分の珈琲を飲みながら読む4の物語のコンセプトがニクい演出。悲しみを誘う波の音と耳障りなカラスの鳴き声。報われない話は、飲みきれないほどの苦いコーヒー。スミレさんの太陽と土と樹木と夜の雨と炎の香りのコーヒーとレンゲさんのパセリつきゼリーのカフェ。雰囲気が素敵でした。最後はほっこり暖かいミルクコーヒー。マーサさんの描いた紫や深い藍色の天体、月の満ち欠けのコーヒーカップ、鳥の風景のガラスのコップは私もほしいです。薄々気付いてたけどこの物語はコーヒーにお砂糖たっぷり入れてエスプレッソ風で。②④が好みでした。
2018/02/14
はるき
図書館で柚木麻子さんの名前で検索したら出てきたのが本作。あまり親しみのない作家さんばかりなんだが新鮮でよかった。
2016/10/07
カニ
『一滴…また、一滴。中心から外へ、外から中心へ、静かにゆっくりと。コーヒーの粉は喘ぐように膨らんでは沈み、また膨らむ。部屋が彼の香りで満たされる』4人の女性が紡ぐコーヒーにまつわる物語♪美味しいコーヒーが飲みたくなりました(笑)僕の夏休みも残りあと2日になりましたが・・・みなさんも、素敵な夏をお過ごし下さい☆
2017/08/13
えり
珈琲の魅力に取り憑かれてしまったような、ほろ苦くて、夢の中のようなお話が4作。お話ごとに、ここではないどこかへ心が連れて行かれる気分になります。実際に珈琲を飲みながら浸るこの世界は、とても心地よいものでした。装丁もお洒落で持ち歩きたくなる一冊です☆
2013/05/23
あー
可もなく不可もなく。あっという間の読了
2019/02/17
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