不幸の心理 幸福の哲学 - 人はなぜ苦悩するのか
不幸の心理 幸福の哲学 - 人はなぜ苦悩するのか / 感想・レビュー
はふ
大ベストセラーの「嫌われる勇気」の岸見一郎氏が2003年に書いた本書。 人間の心理について、幸福について、哲学という武器を持って真っ向勝負を仕掛けたような本書。 課題の分離や他者貢献など、アドラー心理学の基礎となる考え方についても、この時から既に触れられている。 参考文献の量も多く、この一冊で、自己啓発、哲学書、単純な読み物などの多くの役割をこなしている。 古来から幸福については、長い年月をかけて議論されてきた。しかし、正解はついには見つからなかった。この先も見つからないならば、必要なのは、生き方である。
2020/08/24
ミクニ
読み進めると、幸せへの思考が広がっていった。著名な哲学者たちの幸せに対する思考がたくさん登場するが、哲学を学んでいない私にはハッとする言葉だらけだった。岸見さんはそれを引用しながら自身の幸福論を展開していて、さながらオムニバスCDの編集者のよう。幸せになることは善く生きること。善く生きることは自分が善いとする行動をとり続けること。大事なことは、善い行動が何かは自分で考え抜くこと。どんな環境でも主体性をとること。後書きを読み、多くの哲学者が幸福論を前に挫折したと知り、自分で考えるしかないんだと納得。
2016/02/18
ukmy
引用の多さに感服。すっきり書かれた感じはしないけれど、トラウマを否定するのは乱暴なようでよくわかる気もしました。雨が降るから不幸、なのではない。客観的事実をどう受け取るかが全てなのですね。
2012/04/12
せ
日本において、自分がやりたいようにやるというのは、難しいことだ。
2015/10/30
N_dept
貸出延長申請したので、今夜から、再読します。(^∇^)
2015/02/08
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