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父を語る 柳田国男と南方熊楠

父を語る 柳田国男と南方熊楠

父を語る 柳田国男と南方熊楠

作家
谷川健一
出版社
冨山房インターナショナル
発売日
2010-05-25
ISBN
9784902385908
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父を語る 柳田国男と南方熊楠 / 感想・レビュー

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壱萬参仟縁

谷川氏は、柳田民俗学は折口氏のと違い、自然科学的方法論がそのまま適用(29頁)。農政学から来ているからだろうか。柳田先生は、2万冊の本や資料を成城大学に寄付されたという(88頁)。できたことではないが、わたくしも体力が無理なら、自宅の書籍など、書き込み御免で譲ろうかな。柳田先生は非常に負けん気が強かったという(192頁)。だからこそ、独自の学問体系を築かれたのだろう。南方先生は国粋主義だが国際的で、古今東西の本を読破した(195頁)。現代的意義とすれば、民俗学は地元学、自分史の方向性を示しているだろう。

2014/01/17

てれまこし

嫁と娘から見た二人の知の巨人。士族の家に養子聟に入った平民の子ということが柳田にとって大きな意味をもったらしい。柳田家はみな厳格かつ個性的な人が多くて、松岡家にあるような人情味、暖かかみがかけるところがあったらしい。漂泊のロマン主義詩人松岡国男が柳田国男になっても旅をやめなかったのは、その辺にも原因があるのか。だから同様の立場の嫁にも同情できる。『武士道』に反発し、常民の倫理について語り、良妻賢母ではなく自立した女性になるよう勧める柳田の視線はそんなところから出て来たのかも。孫は官僚にしたかったらしいが。

2019/07/17

越部社長

日本を代表する「知の巨人」2人の子どもたちが語った父親の本当の姿。

2010/10/23

ハゲ

読んだ!っつっても南方さんの方だけ(;^_^南方さんが可愛すぎて困るwwあと文枝さんの言葉遣いが本当に美しい。日本語って綺麗だなって思った。

2012/05/15

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