人はなぜ「いじめ」るのかーその病理とケアを考える
人はなぜ「いじめ」るのかーその病理とケアを考える / 感想・レビュー
美登利
タイトルについての、討論はさすが心療内科の先生方、宗教家のかた、作家の柳美里さんなどを交えて侃々諤々やっておられますが。如何せん、それをどうしたら少なく出来るかについては、明確な答えというものは出ないですね。時々、テーマから逸脱する話しになったりして。学校に任せてはいけない、警察に処理もダメ、やはり家庭から。それが根本なのかもしれません。表紙が船越桂さんという彫刻家なのは始めてしりました。永遠の仔を思い出します。いじめと深い繋がりが感じられる。内容が衝撃的だったのであれ以降天童さんの本は読んでない。
2013/11/27
mari
なぜ?の解答は様々で一概には言えないが、道徳授業や読ませたい本のヒントはあり。
2013/11/25
haruno
柳美里さんのインタビューがよかった。山岡さんの主張には、いろいろとかなり疑問が残った。いじめられる子にも問題があるとか、愛があれば体罰もOKとか、格差は昔ほどじゃない(たしかに戦前に比べればそうだけど、今格差が再び開きつつあるのは明白でしょう)とか、伝統文化の大切さ(ものによると思う)とか。で、結局人はなぜいじめるのか、の病理はよくわからず。(わたしに読解力がないだけだろうか)一番印象に残ったのは、自分で考える(考えさせる)ことの大切さかな。
2014/01/30
二月
1.子どもの「いじめ」と大人の「いじめ」は通底しており、本質は同じ2.不眠や欝、拒食や過食、その他の多くの心身症状に「いじめ」が関連して起きている3.患者や家族や教師が心身の不調に「いじめ」が絡んでいることに気づかないことが多い4.治療者の責務は、当事者の善悪に関わらず「いじめ」られる側の心理とともに「いじめ」る側の心理に言及すること5.「いじめ」は連鎖する。多くの「いじめ」問題の根源は、家族関係や社会問題からの連鎖であり、当事者だけに原因があるのではない6.いじめられた時の対処法。自尊心を失わず生き抜く
2022/08/10
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