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三位一体モデル TRINITY

三位一体モデル TRINITY

三位一体モデル TRINITY

作家
中沢新一
ほぼ日刊イトイ新聞
赤瀬川原平
出版社
東京糸井重里事務所
発売日
2006-11-01
ISBN
9784902516081
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三位一体モデル TRINITY / 感想・レビュー

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さらば火野正平・寺

中沢新一が、あらゆるものを父・子・精霊の三位一体で解説する「思想書だけれど、ビジネス書」(糸井重里)という一冊。ほぼ日刊イトイ新聞の本だから洒落ている。帯でタモリも褒めている。一読………わかったようなわからないような本である。ただ洒落ている。神秘的な知識と現実的なものを衒学的に結んであり、いかにも洒落た知性といった感じが、学歴のあるお洒落な人の「わかりたい」という気持ちを刺激するだろうと思う。そういう意味では学問への良い入り口ではあると思う。学問が進めば中沢新一の胡散臭さにも気付いてしまうのだろうが。

2016/01/03

たつなみそう

うーん、あまりぴんとこなかった。森のバロックでは、熊楠の思想を見事に分析してくれたけど、この本で父と子と聖霊をどう解釈するのか、あとは自分で考えてくだいさいということか。霊は増殖するし制御できないもの、それをキリスト教は神の内部に組み入れた。ここがイスラム教とは異なる。聖霊が入ることで、よりリアルな世界を投影することができるのだと。資本主義とキリスト教は、プロ倫でも指摘されたように、とても相性がいい。もしかすると、価値というものが聖霊の似姿とすれば、うまく理解できるのかな。

2020/01/23

江藤 はるは

気が合うと見せかけて重なりあっているだけ

2019/11/14

おおにし

キリスト教の三位一体の意味が100ページの本にまとめられているというので期待して読みましたが、さっぱり分からない。2回読んでもダメ。精霊が増殖するとはどういうこと?中沢センセイ、どうも三位一体モデルを簡単に説明するために端折りすぎてしまったようです。「カイエ・ソバージュ(3)」に三位一体の詳しい説明があるようなのでこちらを読んでみることにします。巻末の座談会はわからない者同士が手前勝手に三位一体モデルを論じていて、それはそれで面白かったです。

2013/02/07

サイバーパンツ

まず初めに規範としての父があって、それを子が媒介し、霊がそれを増殖させる、という三位一体モデルを人類普遍の類型として説明した本。中沢本人の解説は抽象的で分かりにくいが、座談会でいくつか具体例が挙げられるので、そっちを読めばどういうものなのかは掴める。霊は環境だからスパッと決まるけど、子の役割の決定にも関わる、原理的存在の父が何なのかが難しい。

2018/06/18

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