News from Paradise
News from Paradise / 感想・レビュー
まつり
子どものこと、生活、社会について…意識の高いおふたりのやりとりを読んで、自分の周りに起きていることを、よく見て、耳を澄まして、感じられる自分でいたいと思いました。そして、それを率直に発信すること。溜めておかずに、誰かと分かち合うことで広げることができるから。「人のためにと思ってやっていることは、結局だめだ。私は私にできる最善のことを自分のためにする。〜でも、人のためにと思って無理してがんばって何かをすることによって、あるとき、自分の心に筋肉がついているのを知るのも、人生のいい味つけ」
2017/05/09
tomonokko
図書館本。よしもとばななとパトリス・ジュリアンの文通の形をしたエッセイ。耳の痛い話が多かった。特にパトリスさんの言うアウトプットの重要性。私達はインプットすることの充足感ばかりに目を向け、アウトプットの管理や責任を忘れてしまっていると。確かにそうだ。そしてそれは物質的なことだけでなく、精神的な面でも同じだろう。日々本を読んだり人と話をする中で気づいたことや考えさせられたことってたくさんある。でもインプットだけで終わってないかな、と自分を顧みる。少しずつでも行動としてアウトプットできる人間になりたい。
2012/10/01
kasmin
ばななさんとパトリスさんの面白くてかっこいい大人の往復書簡でした。飾らない 気取らない 素が垣間見える言葉たちが直截響き、嬉しかった。ばななさんの、子どもを最優先に想う愛情や決意が琴線に触れてきます。若い頃、彼女の作品群に何故あれほど夢中になれたのか、このお手紙の中に答えを見い出せたような気がしました。お二人の熱い波長がこちらにも伝わってきて、とても近くにいるような気持ちになりました。
2016/06/28
ひとん
なんだコレ!と、古本屋で手に取る。面白そうだと思い(しかも、安かった)購入。今の状況にピタリとハマった。失礼ながら、パトリス・ジュリアンさんは存じ上げなかったけれど…。よしもとばななさんとパトリス・ジュリアンさんの言葉は、自分のあり方・子供の存在・過去現在未来のいろいろなことがズバリと書いてあった。対談ものより往復書簡のほうが面白いかもしれない。又、じっくり読もう。まさに、”出会い”の一冊。
2015/10/16
サマイ
昔、読んだはずなのに初めて読むような新鮮な印象で読めました。そして、ちょっとした言葉の中に新たな発見を見出したり。心に刻んでおきたい沢山の言葉が見つかりました。
2014/03/14
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