標的走路 レスリーへの伝言 (ジュリアーノぶんげい) (ジュリア-ノぶんげい)
標的走路 レスリーへの伝言 (ジュリアーノぶんげい) (ジュリア-ノぶんげい) / 感想・レビュー
きょちょ
いつものように人探しの依頼、それと同時に主人公佐久間公は何者かに命を狙われる。 人探しの方は、石油の利権がらみで話が国際化してきて、内閣調査室も絡む。 しかし、内閣調査室が何故一介のしかも20代の探偵に、この複雑な捜査をゆだねるのかは、はなはだ疑問で違和感がある。 この本に収録されている短篇「レスリーへの伝言」は、大人になった佐久間公を初めて書いた作品らしい。 作者は自身で稚拙と謙遜しているが、こちらの方が、佐久間公シリーズらしくで好きだ。 ★★
2017/03/05
rokubrain
今度は中東の石油利権をめぐる闇ビジネス社会と国家の裏権力がしのぎ合うスケールの大きな設定。 内閣調査室というのが大沢作品によく出てくると感じているけど、ご多分に漏れず今回も。 程度の差はあれ、「裏工作」というのはどこかの独裁国家だけの専売特許じゃない面はあるんでしょうね。 軽井沢の山荘での緊張とスピード感が見せ場。 ターゲットに迫るための道中、多くの人に会うことの手間は惜しまない。 (調査員に求められる一番の素質らしい) 「脇役」の彼ら彼女らとの関係から一本の糸を手繰っていく道筋が物語となっている。
2019/05/26
まつじん
久しぶりに読み返しましたが、若いよね主人公も作者も。早く文庫本にならへんかな~
2019/08/21
たま@
佐久間公シリーズは短編の方が好きだなー。レスリーへの伝言は、レスリーが最後に何をしようとしていたのかが気になる。
2015/03/15
夜梨@灯れ松明の火
図書館。佐久間公シリーズ2作目。長編です。
2018/09/11
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