暗闇心中 (ワンツー時代小説文庫 さ 1-1)
暗闇心中 (ワンツー時代小説文庫 さ 1-1) / 感想・レビュー
優希
しっとりした短編集です。男女の哀歓が伝わってきました。悲恋ばかりですが、哀愁を誘う雰囲気が良かったです。
2021/02/03
星落秋風五丈原
この世を生きる男女の哀歓が伝わる傑作選。澤田ふじ子がこれまでに発表した作品から悲恋八編をセレクト。ワンツー時代小説文庫『暗闇心中』西陣の高機職人として働く岩太は、幼なじみで気だてのよいおそでと世帯をもとうとしていた。だが気がかりは彼女の母お艶の放埓さ。世間体も考え、家にいてほしいと頼む岩太だが、お艶はそうした彼をうとましく思い、驚愕の事件が引き起こされる…。ささやかな幸せをつかもうとしながらも、運命の皮肉に翻弄される『病葉の笛』
2006/08/13
舟華
著者の悲恋短編作品を8作詰め込んだ傑作選。悲恋とうたっているだけにどれを読んでも悲しいというか切ないというか、そんな気持ちになってしまう。そこまであとは引かないけれども。男女の心の機微が繊細に伝わってくる。悲しみも苦しみも押し込めてしまう時代だったのかな。たぶんこの著者様の作品は初めてだったけど、文体が好きだったのでまた何か読もうと決めた。
2022/07/20
よみ
タイトルに一癖あり、心中ものではなく短編集です
2016/04/20
オレンジ。
彼女のシリーズものは殆ど読んだ。これは短編小説。どの短編も濡れ場シーンが非常に多いし終わりがアッサリ。このアッサリには歯がゆい思いをずっと持ってきた。ちょっと疲れたので他の人へ移ろうかと思っているが「公事宿・・」の最新刊「虹の見えた日」を読むのを心待ちにしている自分がいる。不可解である。
2014/01/08
感想・レビューをもっと見る