オタクアミーゴスの逆襲
オタクアミーゴスの逆襲 / 感想・レビュー
空箱零士
冒頭の『チャージマン研!』を始め、オタク第一世代的な人々がディープでマイナーな映像作品を紹介していく一冊。ネタを紹介する語り口は面白いが、オタク第一世代の着眼点は結構「細部的」だと改めて思った。今と比べコンテンツが限られていたからか、「多角的な意味で面白い点を見出す」能力が高いのである。恐らくアミーゴズが若手のオタクに抱く違和感はその辺りの欠如にだろうが、コンテンツが多すぎる現代で彼らのようなスタンスは難しい。「重鎮」として貴重な存在に思えるが、「今のオタク」がこの世代の考え方に同調するのは難しいだろう。
2018/06/11
晩鳥
今はアニメやマンガが好きというだけで「オタク」といったりして、「オタク」に含まれる人の範囲が広いが、以前はそれだけではなく関連する知識を豊富に持つなど、「オタク」と名乗るにはかなり勉強が必要だったのだろうなと感じた。
2020/11/03
えーてる
岡田・唐沢両名が「初老のオタク」としてのステージに向かおうとしているなかで、眠田直氏だけがすさまじく現役感あふれる行動派なのが対照的でおもしろいというか何というか。オタキングはオタクイズデッド表明後のスタンスとしては当然なんだろうし、唐沢氏はもともと独自路線だからしかたない。みんだなおだけが怪人でありつづけるのだろうか。
2009/05/19
Gen Kato
世の中にはヘンなものがたくさんあるなあと再認識。でもこういうものは、紹介する人たちに知性がないとグダグダになっちゃうんでしょうね。
2013/10/01
松田望
情報の増加、機器の発達、文化の発展/退潮、人間の経年変化などをオタク第一世代がどう現状認識しているのか、鼎談が興味深い。僕が積極的にオタクアミーゴスイベントに参加していたのは九七年だからもう一六年も前になるのか。
2013/06/02
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