14歳からのリスク学
14歳からのリスク学 / 感想・レビュー
くさてる
生活する上で頭に入れておいた方がいい「リスク」という概念を分かりやすく丁寧に解説した内容。著者の他のニセ科学批判の本を読んでいたので、新たな発見という感じはなかったですが、健康に気をつけて生活したい人やお子さんを持った親御さんどにおすすめしたいです。ただ、厄介なのは、そういう理屈すべてを分かっていてそれでも自分が「安心したい」という気持ちを最優先させたいがために事実を無視したくなる気持ちなんだろうなと思います。でも、だからこそ、自分は何を無視しているのかは常に意識していたい、と思いました。
2015/05/13
更紗姫
<1966年、丙午生まれを避けるために約10万人が堕胎された!> 確かに統計から読み取れる事実だが・・・ショック。<原発テロの可能性>と、放射線量過剰反応の事例(エピローグ)も印象的だった。これは決して「14歳向け」の本ではなく、「14歳を超えたら、自分で考え、よりリスクの低い方を選択できるようになれ」という内容。だけど24歳も44歳も、いや84歳であっても、なかなか難しいですよ、報道や世間の論調を鵜呑みにせず、自分で考えて判断するって。14歳位から思考訓練を繰り返せば、身に付くのだろうか?もう遅いかな?
2015/03/26
フリスビー
目の前のリスクではなく、回避した場合も含めてトータルでより危険の少ない選択肢を取る。たとえそれが矛盾していても、100%の安全など有り得ない。1000年に一度の大災害は、80年生きていれば7.7%の確率で遭遇する。これは宝くじの7等(300円)が当たるのと大して変わらないなど、原典のデータで裏を取って説明しているので分かりやすい。親子で読みたい本。
2017/02/19
りの
タイトルに惹かれて。子供向けなのだろうけど、専門用語や数値解説は結構難しい。「リスクに対する正しい感覚を持とう」。著者ほど自分でデータ分析することは難しいと思うけれど、報道や識者説明を鵜呑みにしてはいけない と思った。目の前の一点だけにとらわれてはいけない、総合的な判断が大切。
2016/06/25
のし
リスクとはなにか。あらゆる視点から考えている。コンニャクゼリーから、原発。統計は面白かった。
2015/08/09
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