KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

やっぱりふしぎなキリスト教

やっぱりふしぎなキリスト教

やっぱりふしぎなキリスト教

作家
大澤真幸
橋爪大三郎
大貫 隆
高橋源一郎
出版社
左右社
発売日
2012-11-21
ISBN
9784903500522
amazonで購入する

やっぱりふしぎなキリスト教 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ころこ

社会契約論におけるキリスト教の影響について考察している箇所があり、ここだけでも読む価値があります。『リヴァイアサン』の神学を論じている3章4章に注目して、一般意志を比較検討しています。一般意志は外部にあって、誤ることがない、これは神そのものではないかと気付きます。正しい一般意志を各自が理性的に見出だそうとすれば、全員がその正しい一般意志に辿り着かないとしても、2分の1よりは高い確率で正解に到達するのではないかと理解すれば、とにかく話し合いという風潮とは異なる議論のたて方ができるはずです。

2019/03/08

てながあしなが

「ふしぎなキリスト教」を読んで以来、ずーっと読もうと思っていましたが、ようやく読めました。「ふしキリ」のお二人に、宗教学者と作家を加えて対談。シンポジウムを書籍化したものとなる。内容的には少し高度になっているので、関連書籍や橋爪氏の著作を読んでから読んだ方がいいかも。「ふしぎなキリスト教」の延長線上だと思って読むとちょっと痛い目を見るかもしれません。

2018/08/11

(まだない)

「起源から近代社会への影響まで、すべての疑問に答える最強の入門書」と評判のベストセラー、「ふしぎなキリスト教」の続編、かと思いきや、そうでもないみたい。同じ二人の著者なので、続編でもあるのだが、著者の一人大澤真幸元京大教授の雑誌「大澤真幸THINKING「O」シリーズ」の1冊として、ベストセラーを記念したジュンク堂での対談と東工大で行われたシンポジウムを取り上げたもの。どちらも東日本大震災をかなり意識しているようだ。(2014/12/19読了)☆2.00点

2014/12/19

MrO

簡単にまとめると、なぜ「ふしぎなキリスト教」が、あんなに売れたのかということと、詳しくは、「世界史の哲学」を読んでくれ、という本。しかし、この二冊を読みたくない人は、これだけで間に合ってしまうという、なかなかにお得な本である。

2014/10/26

echo.

例によって、大澤氏をはじめとした人々(大貫氏と高橋氏という、今回はまた幅が広い)がさまざまな立場からいろいろ言って、橋爪先生が一言でまとめる体裁。「ふしぎなキリスト教」より口語的でないので、短時間で読める。こちらが先で、「ふしぎな~」にひっくりかえっても全然かまわないと感じる。むしろ本書を前提として「ふしぎな~」の二人の会話を聞いた方が理解が早いとも思う。震災から3年を経て尚、震災の事実をうまく消化しきれていない。本書と「ふしぎな~」は消化のとっかかりになり得ると思う。

2014/03/04

感想・レビューをもっと見る