動く山・アジアの山車 (この世とあの世をむすぶもの…)
動く山・アジアの山車 (この世とあの世をむすぶもの…) / 感想・レビュー
保山ひャン
2010年のシンポジウムをもとに作られた本。中国の抬閣、鼓亭、バリの神輿、イランの殉教者(シアバシュ)を称える生命樹の山車(ナクル)、インドの寺院馬車、タイ王室の葬儀車、など、きらびやかでカラフルで尋常ではない「動く山」が多くの図版とともに報告される。杉浦康平氏による山についてのまとめがアジアの山車を俯瞰した解説で非常に刺激的。動かすために持ち上げる→浮く(重力の否定)の視点とか、面白い!
2016/12/26
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