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人間失格 (SDP Bunko)

人間失格 (SDP Bunko)

人間失格 (SDP Bunko)

作家
太宰治
出版社
SDP
発売日
2009-11-07
ISBN
9784903620503
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人間失格 (SDP Bunko) / 感想・レビュー

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蜜柑

最後の最後に、これを書いた時が27歳、つまり今の私と同じ年齢だったことに気づく。ずっと気になっていた作品だったけど何となく自分の生き方について考えていたときに実家にあったこの本を手に取りました。昔の本なのに全然違和感なく読めた。そして、所々私もこういうこと思うな〜っていうところもあったりして、これが長年愛される名作なのかなと思った。ただ、後半はもう完全にクズでどんどん落ちぶれていって読んでいて苦しかった。

2022/10/18

ゆるり

文章が明晰で美しい。物語はズタボロ壊滅的。3〜4回めの読書になるが毎回印象が違うのは、年齢が違うから。(後半は内容忘却してたし) はしがきとあとがきを書いた人物は一体誰かな?構成も面白い。主人公のなんたるセンシティブ。父との関係が苦悩の始まり?人嫌いでガードしてガードして、それでも傷つくとズブズブと沼にはまるよう自滅していく。世間知らずの男に、悪い事しか教えず、たかりの堀木には腹しか立たない。手記の終わりでまだ27歳!10年以上前の手記だ。そしてこの本を書き上げた1か月後に作者も死ぬ。予言めいている。

2021/01/22

ビーバー

青空文庫で読みました。人というものの本質がわかる

2015/10/15

星野

個人的、岡田将生×近代文学週間その四。この表紙も雰囲気あって大好きだ〜。既読だったけど、今回再読してみて昔より面白く感じた。人間本来が持つ、生そのものに対する罪の意識がぞんざいなまでに描かれていて、それは自分の確かな一つのテーゼで、壊れる侘びしさと排他な美しさをもって呼吸するのを止めない動物としての人間の真性でもある。罪のアントニムについて語りあうシーンとか好き。映画化らしいけど、アクションよりも静のパッションをいくこの作品を、どれぐらい文学的な映像にすることが出来るんだろう?

2009/12/10

白のヒメ

若い頃読んだのだけれど、思わず表紙のイケメンにつられて最近再読。やっぱり、私はこんな男いやだーーーと主人公に改めて思った。私の方が男らしいわ。でも、こんな美形だったら・・・わかんないわーと思う私は、やはり女。結局、心中しちゃうかもしれません(ーー;)

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