小松左京全集完全版 (5)
小松左京全集完全版 (5) / 感想・レビュー
KAZOO
73年に出版されて当時熟読しました。このような小説が日本人の発想から生まれたとは信じられませんでした。その後のパニック小説の原点となるものですがこれを超えるものはないと言っていいでしょう。読み直してみてやはりかなり、著者も勉強されていることがよくわかりましいた。ヴェーゲナーの大陸移動説が引用されていたことは忘れていました。それと、韓国や中国なども当てにならないということも当時の状況でよく理解されていたと思います。
2016/12/31
がんぞ
日本SF長老の代表作、’73刊。末尾近く101歳の老人が「明治21年の磐梯山噴火で両親を失い…」と語るので想定1980年/驚くほど時代錯誤がない。ことに日本列島が2年位内に居住不能になると知って、緊急避難先を求めるのに「本来はすがるべき隣国の。中国、ソ連、韓国はまったくあてにならない」と言うリアリティー。PFとしても上出来、災害の描写に迫力/著者は「8千万しか助けられず、3千万死なして胸が痛む」と語った。いとはやく予見した田所博士、それに協力した実力者があってこその割と楽観的な数字。小野寺個人も上手な清算
2016/11/24
のあ
小松左京さんの本は初めてでした。 すごい。
2016/05/05
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