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極道の妻たち

極道の妻たち

極道の妻たち

作家
家田荘子
出版社
青志社
発売日
2007-07-12
ISBN
9784903853048
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極道の妻たち / 感想・レビュー

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まれい

ドラマ化して、一時話題になっていたので気になって読んでみました。極道の女の人はみんなすごくキレイで、女の鏡のような人ばかりでした。でも一番感激したのは著者さんの努力です(笑)極道の世界に入って取材するのは相当な勇気が必要だったと思います。私の住んでいる地域はとある組の本部があるのですが、その組の人は地域の人にはすごく親切で、待ち時間が長いバス停にベンチを置いてくれたり、夏祭りのときにお菓子をくれたり、正月のときは組のもちつき大会でついたお餅を配ってくれたりします。極道にもいろんな側面があるんですね・・。

2014/02/05

CBF

(★★★★☆) 愛した男がたまたま極道だった。非情なヤクザ世界に生きる女達の真の姿を、密着取材で初めて赤裸々に捉えたノンフィクションー。 極道という未知の世界の一端を知れたのも面白かったけど、体調を崩すほどのストレスに耐えながら、極道の家に居候までして取材した著者の執念がすごい。登場する人達が皆、人間味に溢れてて印象に残った。 「ワシは、金を持つことが出世であり、幸せへの早道だと信じて疑わんかった。そやけど、ワシの愛する家族は、他のことに幸せを求めとったんや。...極道って淋しい稼業やなあ。一人ぼっちや」

2020/02/16

しゅえ

ノンフィクションということに驚かされ、読みやすい文体で一気に読むことができるが、複雑な感情が残る一冊だった。「惚れた男がたまたま極道だった」で美談のようにとらえてしまっては駄目じゃないのか。単なる愛の話と受け取ってしまっていいのか。いやいやそういっても極道の話だし。法律違反してるし。必要悪?本当に?なんて、もやもやしっぱなし。でもいい意味でのもやもやなのだ。著者が極道のリアルな世界を見せてくれたからこそ、あれこれ考えることができるわけで、おかげで今日も思考が楽しい。

2018/01/12

トマシーナ

ドラマとか映画の雰囲気で小説と思っていた所、実録ルポだったことを知ってビックリ。著者の苦労と根性は表彰してあげたいくらいだ。文字通り、決して表に出ず陰ながら男達を支えている女達の涙あり笑いありのそれぞれの半生は、極普通に暮らす人間からは想像もできない世界でありながら、実に真っ当な生き方でもあると思う。

2016/11/13

T

・・・・・・

2016/04/28

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