今すぐ知りたい日本の電力 明日はこっちだ ([テキスト])
今すぐ知りたい日本の電力 明日はこっちだ ([テキスト]) / 感想・レビュー
Yuho Tanuma
自ら太陽光発電所を立ち上げたいとうせいこうの再生エネルギー関連有識者たちへのインタビュー集。 非合理な旧来の再生エネルギーの常識を打ち破る農業と両立した太陽光発電、最新技術ペロブスカイト太陽光発電、蓄電によるスマートグリッドなど未来に希望を抱ける。 安価で高性能なソーラーパネルと蓄電池の開発に国はもっと予算をかけて欲しい。
2023/07/16
Go Extreme
FIT:フィード・イン・タリフ/固定価格買取制度 FIP:フィード・イン・プレミアム→あらかじめ決めた価格は保障 FIPー資本主義的/FIT:国主導 アグリゲーター ロシアのウクライナ侵攻→契約を守る常識すら壊れた パッシブハウス:エネルギーを使わない 自動車:効率的にする<交通量を減らす 今の雇用を守る→人が住めない街をつくる セクターカプリング→余った電気を交通・熱とし活用 中国の強み:ゼロベースでいきなり作れる ヨーロッパ:自分たちの街→持続可能な社会 ドイツ:市民企業・シチズンエンタープライズ
2023/05/07
greenbottle
2011年の東日本大地震以降、現在のウクライナ侵攻に至る12年の間に大きく変化した日本の電力事情。東日本のあと再生可能エネルギーが進化したはずだったのに。電力自由化は一つの有効な処方箋だったはずなのに。 現在の電力逼迫や電気代高騰に対して、再生可能エネルギーは希望の光になり得るのか気になっていたので、この本に出てくる方々のインタビューには目から鱗が落ちる想い。
2023/03/21
小池 和明
現下のエネルギー、原発回帰問題を受けて、知りたかった内容だった。FITは知っていたが、まさか、2011年3月11日午前中に国会を通過しただなんて知らなかった。それから、今はFIPという制度に移行中で硬直的なFITの欠点を補うように市場価格を意識したものがあることを初めて知った。そして、こうした制度も多分ドイツが先生になっている。最終章はドイツの再生可能エネルギーについて論じていて、日本と違って政策に思想があるなと。例えば、本気でエネルギー消費を減らした社会を創造しようとしている。いとうせいこう氏、面白い。
2023/10/23
えんぴつ
図書館でリクエストして、読む。環境問題、電気の問題について最先端の人5人へのインタビュー集。人選と編集がナイスで、今、再生エネルギーはどうなっているのかとか、蓄電池の可能性とか、例えばドイツは今どうなっているとか知りたいことが満載で、マーカーしながらまた読みたいので購入しようと思います。著者のいとうせいこうさん、植物愛好家として有名ですが、国境のない医師団ルポとかとにかくアンテナが高い人。電気代の高騰に不安な人、SDGsに向けて何かしたい人、市民活動家や政治家、教育現場の人に読んでほしい。
2023/06/10
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