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街場の中国論

街場の中国論

街場の中国論

作家
内田樹
出版社
ミシマ社
発売日
2007-06-15
ISBN
9784903908007
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街場の中国論 / 感想・レビュー

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魚京童!

動物は次のように分類される。(a)皇帝の所有に属するもの(b)芳香のするもの(c)家畜(d)乳を出す豚(e)人魚(f)架空のもの(g)放し飼いの犬(h)この分類そのものに含まれているもの(i)狂人のように暴れるもの(j)数えることのできぬもの(k)ラクダの毛でできた細筆で描かれるもの(l)その他(m)たったいま壷を割ったもの(n)遠くから見ると蠅に似ているもの

2014/02/09

mejiro

特別な情報源がなくても一般的な情報を使って現状を分析できて、論理的に考えることで普遍的な答えが導き出せる。その道理を見出すには歴史の理解が欠かせないとわかる。博識と柔軟な思考からなる著者の解説は、安楽椅子探偵の鮮やかな推理にも似てスリリングだった。今でも通用する内容があとがきの自信を裏付ける。中華思想の説明がわかりやすかった。違いを理解し認めるのは大切だと思った。

2015/02/28

晴れ女のMoeco

一般人が分かるように、歴史を踏まえた上で、中国が論じられている。中華思想には全くいいイメージがなかったが、確かにこういうグラデーションの白黒はっきりつけない思想も必要なのかもね。興味深かったのは、日本の藩制度は、リスクヘッジという観点で優れた政治制度ということ。文革の章を読み、やはりマスコミの報道をすべて鵜呑みにしてはいけないな、と再認識したり。しかし北朝鮮の崩壊は、中国韓国は望んでいないのでは?と疑問。

2010/12/11

Levi

中国問題が気になって読んでみました。習った歴史やニュースで報じられる日中関係は点だったのが、このようにまとまると線になって分かりやすいです。そして中華思想の話も興味深い。内田先生って喫緊や開闢など最近では見かけない言葉をたくさん使われますね。

2010/10/31

さらば火野正平・寺

本当は増補版が読みたかったが仕方ない(笑)。中国に対してたくさん誤解している自分に気付かされた。この本はまた読み返したい。

2011/10/04

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