今日の人生
今日の人生 / 感想・レビュー
馨
ミリさんの人生。と言っても日常のちょっとした嬉しい出来事、ムッとした出来事、自分なのに自分じゃないような出来事、納得出来ない出来事、幸せを感じた瞬間、景色等今日の人生として描かれており些細な出来事も積み重ねれば人生として描けるのだと毎日何気なく過ごすのではなく小さい事も気づけるようになれば充実できると思い知らされました。気軽な気持ちでミリさんがパン買いに行ったりデパ地下に寄ったりコロッケ買ったりする光景が好きです。ミリさんのお父さん、ご逝去されたとのこと。ミリさんの悲しみが少しでも癒えることを願います。
2017/04/23
niisun
『おとな小学生』以来の、ミリさんのコミックエッセイ。何気なく現れては消えていく日々の泡のような瞬間を切り取るセンスは、相変わらず素晴らしいですね。個人的には、久しぶりに大阪に帰省した際に、知らないおばさんやおじさんに気安く話しかけられて、大阪を実感しつつも、自分がそういうノリの人には仕上がりそうもないことに、若干の寂しさを感じる話が好きですね♪ あとは、自分の感覚とズレてるなと思う瞬間を、決して辛辣な表現は用いず、淡々と突っ込んでくるような作品もいいんですよねぇ。
2018/06/01
mariya926
最初の方ではお父さんと喧嘩しているのに、最後の方では亡くなって一ヶ月とある。おとーさんについての本も読んだことがあったので、寂しくなりました。そしてミリが本名ではなかったことが発覚。何かミリさんっていつもケーキとか食べているのに太らないのかな?と思ったら4年間に渡っての連載だったので、毎日行っているわけではないんだなーと納得。マッサージもたくさん行けていいなぁ。そしてやっぱりミリさん毒も発していて、心で思っていることを言語化しています。これが出来るから作家さんになれたんですよね。
2019/09/12
ぶんこ
毎日のつぶやきを4コマ漫画にしたような本。心の中で?あたまのなかで?つぶやいていることが共感できて癒されます。あまり活動的な印象のなかったミリさんでしたが、意外やあちこち身軽に行かれてました。図書館へ一人合宿に行くなんて、発想が素晴らしい。そして、この図書館が素晴らしくて、何が何でも行きたくなってます。テント!お弁当を食べられる自由スペース!コンビニもある!いいないいな。
2018/05/16
ででんでん
益田ミリさんの本、久しぶりに読みました。いつも心にぐいっと残る言葉がいくつもあるミリさんの本ですが、今作でいちばんぐっときたのは「映画や、音楽や芝居や、そして、本を読むことは自分の世界に『手すり』をつけている そういうことなのかもしれません」という一文。倒れてしまいそうになるときの支えになってくれる「手すり」です。心からそうだなあと思います。そして、だれかと話すときは、「自分の時間をあなただけにつかっていると伝え」る姿勢でありたい…これも人生に限りがあるとわかりつつある年齢になり、より心に響きます。
2017/06/17
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