生きた建築 大阪
生きた建築 大阪 / 感想・レビュー
mukimi
聳え立つ柱の彫刻、天井の模様、壁の角度、灯りの陰影…建築のロマンに気付いたのは最近のこと。足元の地面だけ見て黙々と歩いて考え事をしていた私も、顔を上げ見渡して建築の歴史や込められた想いに心を馳せ胸をときめかせるようになり、生活が豊かになった。その喜びを後押ししてくれる本書。喫茶店になっている建築も多く、歴史的建築で珈琲お供に読書し想像力を羽ばたかせる贅沢を噛み締める。司馬遼太郎が執筆し、森光子さんや野村監督が居住したという西長堀団地の、選ばれし人の選んだ上質で機能的な秘密基地感が胸熱すぎる。内覧したい…
2022/10/30
ねむねむあくび♪
馴染みのある建築がたくさん登場していて、嬉しかった!もちろん見知らぬが美しい建築も(^-^)また眺めに行きたくなりましたー♪(´∀`)やっぱ、好きやわ〜(о´∀`о)
2018/11/20
アルラ
最近、ご縁があって時々大阪へ行く機会が増えた。前回は駆け足大阪名所&これだけは食べろツアー完了。その帰り、ふと川から街を見てみたいと思い、調べたら「水上バスアクアライナー」お手頃値段で一時間弱座ってるだけのんびり楽~な(笑)大阪見物を楽しんだ。するとどうでしょう!大阪の街にはワタクシの大好物のレトロ建築が点在しているではありませんか!これはもう次回地図を片手に見て回らねば…と思っていたら、読み友さんのレビューでこの本にめぐり合った。感謝。生きた建築ミュージアム事業で選定された建築を巡るイケフェスも魅力的。
2019/05/19
テクパパザンビア
万城目学さんのtwitterで紹介してたので読みました。大阪らしい懐かしくて思い出のある建物がありました。尖った印象のある東京の建物より親しみを感じます。身贔屓過ぎる⁉︎
2016/07/22
そうぺい
初読。古書で。読書会の課題本として。面白いイベントですね。理念、テーマが素晴らしい。世界的にも、特にヨーロッパ圏ではすでに先行してあるそうで。建築は、古今東西スクラップ&ビルドの歴史であり、それを免れたものは遺物として保存されるだけ。それは、建築とは今、生きている人間が(物理的にも精神的にも)快適に過ごすことを第一としているから。何処までも「必要性」に基づいている。環境や自然に配慮しようがしまいが同じ穴のムジナで。だが、そこから一歩踏み出す道があるならば、それは改良し続けるということと連続性を持つこと也。
2019/10/14
感想・レビューをもっと見る