王朝貴族のおまじない
王朝貴族のおまじない / 感想・レビュー
skr-shower
他地区図書館本。坂田靖子さんのイラストで手に取る。軽い読み物。”痛いの痛いの飛んでけ”レベルだが、真剣にやれば効く、かな?
2024/11/13
りー
平安期に行われていた“おまじない”集。こむら返りになった足を「きゅうり」と言いながら擦ったり、手に漢字を書いて悪人に備えたり・・・。一つ一つの項が短いので気楽にどこからでも読めます。本気だから笑える平安期の日常。目に見えない世界は彼らの現実で、だからこそ「呪い」が笑えない罪に問われる時代。最近読んでいた物語に登場する人物たちも盛りだくさんに登場。(道長が赤ら顔で、縁起が良かった等)細かい楽しさが詰まっていて、あの時代が好きな人は楽しめると思います。本の設定自体もちょっと化かされた気分になります。
2018/03/26
紫暗
著者が、平安時代の文化について色々と本を書いている人だったので、もう少しアカデミックな内容になるかと思っていたのですが、予想に反して誰でも読めるエッセイといった感じの文章で驚きました。タイトル通り「おまじない」の本ではあります。ただし、王朝貴族のと言われてしまうとちょっとイメージが違うような…。少なくとも著者が他に出版している本のような学術的なものではないので、平安時代をよく知らない人でも読める反面、ある程度の知識のある人には物足りない一冊です。
2013/09/10
れじーな
期待していたものとは違って、肩透かしを食らった気分になりました。京都で出会った老いた尼からの伝聞という形を取っているものの、その説話とこじつけられたおまじないとの違和感は拭えず、逆に胡散臭さが強調されているように感じました。著者の注釈では尼の話のもとになった文献が紹介されるので、素直にそれを紐解いた説話集にしておけば良かったのでは、という気がします。
2010/04/25
いすず50
読みたいと思ったような内容でなかったので中断。コラム集のようで読みにくく感じた。
2009/12/25
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