アレクサンダー・テクニーク入門: 能力を出しきるからだの使い方 (実践講座 7)
アレクサンダー・テクニーク入門: 能力を出しきるからだの使い方 (実践講座 7) / 感想・レビュー
デビっちん
再読。改めてアレクサンダーテクニークを意識して日常生活を送ってみると新鮮な感覚を覚えます。意識的な思考を行動と調和させることで、自分自身とうまくつきあえるようにするのが目的なのですから。まさに身体の操作方法を一変させる技術です。身体の緊張に気づく精度が高まれば、感情の制御にもつながります。感情は意識的な判断の結果ではなく、そな意識的な働きが起こる前、無意識のうちの緊張によって生じるもののようですから。無意識の緊張が知らず知らずのうちに積もって、その人の姿勢となり感情として表出するのですね。
2017/10/11
デビっちん
再読。身体の痛みに対して、あの人がアレがいいよとか、この人がコレがいいよと言ったって、一人ひとり身体は違うのです。従って、もともと「正しい」姿勢などありはしないのですから、大切なのは自分のプロセスを改善することです。その1つの方法論がアレクサンダー・テクニークです。再読するだけで身体がスッと軽くなるのは、自身の理解が進んだ証拠でしょうか。一方で、無意識にまだまだ身体に不必要な押しつけをしている自身がいることも再確認でき少し凹みます。もう少し日々の身体と向き合う時間を増やしたいと思いました。
2017/01/03
デビっちん
もともと「正しい」姿勢などありはしない、大切なのは自分のプロセスを改善すること。意識のあるような、ないような状態で毎日を暮らしていると、自分の体から絶えず発信されている情報の流れにきづくことなく過ごしがちになってしまう。毎日、たとえ短時間であれ、自分の体調の維持に時間をさく習慣をつけてやることで、以前には気づくこともなかったかのような選択の自由が与えられる。自分が今いかなる動作の途中にあるのかについて気づき、意識的思考を行動と調和させることにより、自分自身とうまくつきあえるようになる。
2015/02/07
デビっちん
再読。ある部分の問題は、別の部分の問題の影響である可能性もある。他のすべての動きは、たった一つの動きにつられて起きてくる。その一つが改められないかぎり、それに続く動作も必ず起こる。自分を精神的な部分と肉体的な部分に分けて考えると、いつまでたっても問題が解決されないことがある。思考はなんであれ、すべてがごくわずかであるにせよ筋肉の反応となって現れる。筋感覚を育てて、緊張をほぐし、思考を柔軟にしよう。
2015/04/21
もよ
丁寧に書かれていて(訳も丁寧です)、分かりにくい「アレクサンダー・テクニーク」(そもそも、この名前を変えたほうがいいような気がするけど)の考え方と実践の仕方の基本がわかる本です。ただ、応用編というか、それぞれの分野(スポーツとか楽器演奏とか)に関しては、やはりプロの方の助けが必要そうに思います。
2013/08/27
感想・レビューをもっと見る