秋田禎信BOX
秋田禎信BOX / 感想・レビュー
ゆきみ
まさか今になってオーフェンの新作が読めるとは。感無量です。もはや魔術士どころではない超人になってしまいながらも、徹頭徹尾ただの父親であり校長であり、そしてただの人間であろうとする魔王の姿にはぐれ旅全体を流れる超人への皮肉のようなものを感じたり。「超人は世界を救わない」なんでしょうねきっと。どこまで人生の最悪が更新されても、「だが絶望しない」オーフェンはやはり最高にカッコ良いと思うのですよ。
2010/02/23
あおき
久々に読み返したけどエンハウが心に刺さりすぎた フリウ編は退役した黒衣とフリウの交流が描かれていた。たくさん人を殺したこと、仲間を失ったこと、帝都が崩壊したこと、それらを背負ったままただ老いて朽ちるのを己の使命としている元黒衣たちに、彼らの後輩とも言っていいフリウが「助けてくれてありがとう」という。これだけで彼らが自分の人生の最後に意味をつけることができたのがすごく伝わってきた。淡々とした台詞で人生の重みや苦しみを表現するのが上手すぎるよ…やっぱ文章が好きだよ…
2024/09/23
ssmt
まさかオーフェンの新作が読めるとは思ってもいませんでした。青春時代に必死になってどきどきわくわくと読み進めたこの世界観にまた出会うことができて、この上なく嬉しいと思っております。ずっと大切にしておきたい
2010/06/02
ユサ
青春時代、10年前に夢中になって読んだライトノベルの、まさかの新刊。10年前に完結した話から1年後、20年後と読めて満足です。時を経ても変わらぬ世界観、時を経て変わっていくキャラクターに酔いしれました。高いけど、買って良かった。
2010/02/27
うさぎや
とにかくオーフェンもエンハウもなつかしい!本編の再読はできなかったけど、意外と内容を覚えていた自分にびっくり(笑)。オーフェン後日談は、キースが出てきたことと、オーフェンの娘がワニ娘以外にもいたことにびっくり。エンハウは結構そのまんまな後日談。未収録短編の往時編はなんていうかすごい。リングのカタマリはもはや意味不明。パノはかわいい。いいものを読んだなあ……こんな本を出してくれた秋田先生に感謝。
2010/01/03
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