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エデナの世界

エデナの世界

エデナの世界

作家
メビウス
原正人
出版社
ティー・オーエンタテインメント
発売日
2011-09-24
ISBN
9784904376621
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エデナの世界 / 感想・レビュー

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多田幾多

夢と現実から寓話、神話、迷信が入り混じり、どれが本当なのか解らない。不思議で危険な旅物語。まるで(アリスマッドネスリターンズ)のような感じ。最初は単調な線で描かれていたが、物語が進むにつれて美しく生き生きした線で描かれ、1コマ1コマ全てが芸術のような完成度。どのシーンも見逃せない。物語も徐々に複雑に、かつ濃厚になっていき、最後はまさに、読者の感性を試すかのような終わり方だった。うーん、個人的には、本当に彼自身の選択で進んだと思いたいが…しかしウイルスの囁きに騙されてしまったかもしれない…む。

2013/12/03

saladin

初メビウス作。最近、断続的に読んでいる谷口ジロー繋がりで。巻末に付された浦沢直樹と夏目房之介の対談で述べられているように、ストーリーを追うというより、一コマ一コマの画を味わう方がよいのだろう。一コマの情報量が多い。だから必然的に時間が掛かる。1983年から2001年にかけて描かれているので、巻毎に絵柄が異なっているように見えるけれど、全巻通して読んでも違和感を覚えないのがすごい。

2024/04/02

よし

ステルとアタンの物語。どこまでが夢でどこまでが現実かはっきりしないところもあり、日本のマンガと比べてストーリーも分かりにくいですが、いいんです。全篇カラーのメビウスの世界にどっぷり浸れますから。

2012/08/15

minamoto

これはすごい。 面白いです。

tree

地平線の向こうまで広がるイメージ通りのメビウスの絵が楽しめ1頁毎に画集のよう。 20年近くかけた作品なだけあって各章毎に絵もカラーリングも全く違うが、 どれも魅力的でメビウスの遍歴に触れられたことにも満足。 ストーリーは「アンカル」と比較してもかなり分かりやすい。 ノアの箱船的な話かと思いきや予想外の方向に進み、 コミカルに描かれた主人公2人が実は…という展開はエンタメ性も十分。 ただ、最終章で唐突に凡人の理解の外に出てしまい、何が何だかよく分からないまま終わってしまう。

2017/01/13

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