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HENRY DARGER'S ROOM

HENRY DARGER'S ROOM

HENRY DARGER'S ROOM

作家
小出 由紀子
都築響一
出版社
IMPERIAL PRESS
発売日
2007-04-01
ISBN
9784904395004
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HENRY DARGER'S ROOM / 感想・レビュー

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gtn

彼の作品を含め、ダーガーの部屋に残された物すべて、ごみにしか見えない。しかし、その特異性ゆえに、稀にも自分の世界をこの世に残すことができた。そこに足を踏み入れることについて「侵入者」の感覚が拭えなかったという本著者の実感は真実だろう。

2020/03/28

寿

ダーガーがこの部屋で過ごしていた頃は、きっと、部屋のあちこちからぺちゃくちゃとにぎやかな声が飛び交ってのだろう。おそらくは磔刑されたキリストさえも仲間に入れて。物語が日本で出版されたときに読んで「おおお、これはヤバイやつや」と仰け反ったけれど、この本を見、読んでいくと、社会には不適合で「アウトサイダー」になるしかなかったダーガー氏のさみしさと、それから逃走し、ユートピアを見つけようとするもがきがじわじわと浮かび上がって見ることができた。

2014/02/03

もち

ダーガーの部屋の写真集。平面図や遺品リストも。「その芸術的重要性は一目瞭然だった。彼の生きざま、作品、そして部屋のすべてが、完璧なアウトサイダー・アートだったのだ。」とか、馬鹿にしとんのかって思ってしまうし、"Protector of children"って碑文も冗談みたいだしなんでこうイライラするのか。

2011/06/16

akios

孤独、孤独、孤独、ひたすらの。椅子一つに腰掛けて、窓ガラスの移ろう光を見つめる老人の、頭の中から溢れ出た世界が詰まった一部屋。

2009/12/22

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