仏教対人心理学読本
仏教対人心理学読本 / 感想・レビュー
りえこ
何に苦しんでいるかわかり、とても興味深く読みました。冷静に聞くと愚かだなと思いますが、渦中にいると見事にはまります。
2017/04/04
Shimejismile
独特すぎる口語体に最初は引いてしまったが、ひょっとしてあれはわざと「引かせるため」の表現なんだろうか。おかげでカブれる事も溺れる事もなく適度に距離を置いて読めたわけで、これ計算しているのならすごいな。内容は「対人」というより「対自分」。といっても自己啓発とかの類ではまったくなく、くだけた調子ながら中身は非常にソリッド。いきなり悟りが開けるわけじゃないが、まずは怒りや我欲みたいな負の感情をコントロールするヒントは見つかった。
2012/05/17
デビっちん
本来私たちが感じることのできる刺激は、苦しみだけ。欲望という魔法のプログラムによって、刺激が快楽であるかのように勘違いさせられてしまう。この欺きのプログラムを停止させるには、心の情報処理プロセスを停止するために座禅瞑想等のトレーニングを行う。刺激が発生したした瞬間から、煩悩のリアクションが生じるまでの短い時間差に意識を集中して、刺激に対する心の反応をストップさせる。煩悩の黒幕は無力感であり、受け入れの実感を得るために刺激を求める。最初読みにくくいなと感じたが、何回も読んで全体像がわかると、納得。
2014/09/14
nkysimric*
読んでよかった!心のメカニズムというのか、全身を通して入ってくる情報からどんな流れで心が変化していくのか解説してあってとてもしっくり肚に落とし込めた。まだ文章を理解したに過ぎないけれど、すごく力が抜けて楽になれた感じがしました。小池僧正のその他の既刊本を読むにあたってこの本を読んだ前と後では響く度合いが違うと思う。サラッと読んでしまった他の本も読み返してみたいと思いました。
2013/04/04
ぶ~まっくす
深く考えすぎて刺激を受けるとつらくなる。年をとるとともに私も対人関係に距離をとるようになったなぁ。飲酒ににげてしまうのは反省。
2012/12/04
感想・レビューをもっと見る