かぜのでんしゃにのって (葉祥明の絵本)
かぜのでんしゃにのって (葉祥明の絵本) / 感想・レビュー
やすらぎ
わたしが小人になれるなら、タンポポの綿毛と一緒に空を飛んでみたいな。幼少期に思い描いた夢を、この絵本は表現してくれています。…風に任せて流されて、わたしはどこに飛んでいくの。あの子は森へ、あの子は海へ、わたしはどこで降りようか。みんなのいるところ、誰もいないところ、わたしはどこに向かっているの。陽の当たる場所に降りられるかしら。真っ暗闇はイヤ。私だって花を咲かせたいから。…タンポポの綿毛の数だけ、子どもたちが思い描く未来の数もあります。自分のため、誰かのため、深く地に根を張るタンポポは、毎年咲き続けます。
2021/05/03
ぱお
映画のようでした(^^♪たんぽぽの旅♫
2015/01/01
Maiラピ
葉祥明さんの絵 願いを込めての再販、大人の絵本かな。“「かぜのでんしゃにのって」が発表されたのは、1995年3月。「阪神淡路大震災」が発生した直後のことでした。。。どこに向かうかわからない、かぜまかせの綿毛のような 不安な状態から、見事に日本は復活しました。このえほんは、そんな不安なこどもたちに、勇気と元気を与えてきました。2011年3月11日 また未曾有の「東日本大震災」 が日本を襲いました。 装いも新たに発刊した、この絵本が、子どもにも大人にも再び、勇気と元気を与えられるようにと願っています。”
2011/09/14
パフちゃん@かのん変更
風の電車に乗って旅に出たたんぽぽの綿毛たち。どこに咲いたらいいか分からなかった最後の綿毛も勇気を出して電車から降りて、「舞い降りたその場所でお日様見上げて生きていこう」というのがいいですね。 詩のような素敵なリズムを持った言葉でした。
2012/07/22
雨巫女。
《図書館‐通常》風の電車に一緒に乗ったら楽しそう。
2012/09/04
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