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神様のいる街

神様のいる街

神様のいる街

作家
吉田篤弘
出版社
夏葉社
発売日
2018-04-25
ISBN
9784904816271
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神様のいる街 / 感想・レビュー

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ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

街には第一印象が大切。できれば晴れたあたたかい日に綺麗な並木道を歩いて。曇った寒い日は思いきり凍えた後に小さな喫茶店でとっておきの一杯を。そこで重ねる思い出を、意識して幸せなもので積み重ねたい。街を好きになりたい。暮らせる世界を増やしたい。お気に入りの場所をひとつずつ積みあげて、神様のいる街に暮らせるように。

2020/12/27

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

☆5.0 神様のいる街はいつも晴れていた。 著者の自伝的エッセイと幻の処女作『ホテル・トロール・メモ』を収録。

2021/05/15

けんとまん1007

静かな文章で綴られている物語・・と、思っていたら、途中で気が付いた。これは、吉田さんご本人のことを書かれているのだと。それが、クラフト・エヴィング商會へつながるのかと思うと、何となくではあるが納得できるものがある。自分にも、魅かれる街がある。大学時代を過ごした街。その街にも、古書店があって、何度も足を運んだ記憶がある。自分で、自分にとっての宝物を探す小さな冒険のような記憶。

2020/04/17

あじ

吉田篤弘と島田潤一郎(夏葉社)が手掛けた愛情豊かな書籍。満を持して綴られた神戸と神保町の輪郭─。“ないものあります”の看板を掲げてきた吉田さんが【海文堂】のこと【上林暁】のことなど、“(現実に)あったこと”をぽくぽく辿る。人見知りせず親愛の握手を求めてくれる気安さに、笑みほころぶ。※【海文堂】に関しては平野義昌/著『海の本屋のはなし 海文堂書店の記憶と記録』に詳しい。※【上林暁】の著作の一部は、夏葉社で奇跡の復刊を果たしている。

2018/06/10

ユメ

神戸と神保町、二つの「神様のいる街」を歩いた日々。とても篤弘さんらしいエッセイだと思った。私の思う篤弘さんらしさー雨上がりの晴天のような清々しさとそれでいてどこか泣きたくなるような気持ち(決して悲しいのではない)、手垢にまみれた言葉だが「しみじみ」する感じーがこの小さな本に詰まっている。何者でもなかった青年が、神様の声に導かれて数多の本と出会い、やがて自分の言葉を獲得するまでの道のりが綴られていて、その果てにこの本が生まれ、それを今私が手にしているということが感慨深い。浩美さんとのエピソードも美しかった。

2018/05/12

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