サンライト: 永井宏散文集
サンライト: 永井宏散文集 / 感想・レビュー
びわこっこ
私に「まちライブラリー@岩出山」を開くキッカケを作ってくださった、信陽堂編集室のTさんが編集し、夏葉社から出版された、詩人 永井宏さんの散文集。前書きで著者が「人間は、誰でもが詩人で、個々、頭に描いた詩によって生きている。」と言っているが、確かに人は何かしらのイメージを頭の中に、思い描きながら生きていると思う。日常の、また、色々な場所場面の瞬間を切り取って描かれたエッセイだが、暮らしを豊かにしてくれる。編集者のTさんが、facebookで永井宏さんの詩をつぶやかれるときに、読み返して穏やかな気持ちになる。
2022/10/30
cof
友人にもらったがずっと読めずにいた一冊。読み始めても、内容的に一気に読むというよりぽつぽつ読むので時間がかかったが、それでよかったな、と思う本だった。ちょうどふんわりやってみたいと考えていた事が出てきて不思議な気分。今このタイミングで読めてよかった。解説文で「背中をおしてくれる人だった」とあらわされた作者は、本でも人の背中を押してくれる人なのかもしれない。
2021/12/21
yoshi
永井さんの言葉は、人生の宝物の一つだなと感じる。「海と山と空」は自分と同じくらい大きくて大切なもの。毎日、海も山も空も眺めて暮らしてみると、自然と自分の眼差しに関心がいく。その中で思い浮かんだ自分がどう生きていくのかということを含めた、精神的な葛藤の産物。美しいもの、憧れるもの、大切にしたいものが見えてくる。人に対しても同様なのかもしれない。素朴な面を汲み取り、観察することで個人個人の在り方をほんの少しでも理解していくことができるかもしれない。都会で暮らしていたとしても、波の上で、風や光を見つめていきたい
2023/08/15
necoko19
★★★
2020/06/02
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