真夜中クロニクル (大誠社リリ文庫 23)
真夜中クロニクル (大誠社リリ文庫 23) / 感想・レビュー
マッコリ
陽光もニーナもなんて生き生きしてるんだろう!各章の区切りが絶妙。章ごとの読後感が良くて先にすすみたいようなすすみたくないような気持ちでページをめくる手が止まってしまう。凪良さんの作品の中で一番ボリュームがあるそうだけどちっとも長さを感じなかったしもっとこの世界に浸っていたかった。もっとゆっくりじっくり時間をかけて読めばよかったな〜。いやーもう大好きすぎます。
2011/08/25
えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)
奇病のため薄暗い部屋の中でしか生活できないニーナ。夜の公園で出会った少年・陽光がもたらした優しい光。同じような傷を持ちながら舐め合いかばい合うのではなく、励まし合い前に歩いていこうとする二人。二人から溢れる「好き」が泣きたいほど・・・ストーリーはもちろんステキなのだが、キスもsexもお互いがはじめての人のはず、なのにそこに青臭さではない不思議なエロスがキラめき萌える。そして、素晴らしい脇役・唐崎監督の好演にも拍手!作者あとがきにウルッと来たのってはじめてかも。最後に表紙をもう一度じっくり見て再感激。
2011/12/18
みずほ
評価 小説★★★★★ 挿絵★★★★★ 俳優×光線過敏症の作曲家。病気のために夜しか外に出れず、苛めにあって学校に行かず引きこもってた二ーナと、二ーナに一途な愛を捧げる少年・陽光との8年間の純愛物語であり、成長物語でもある。すごく良かった! 陽光はBLの年下攻のお手本だわ~。人間関係が苦手だった二ーナも陽光に出会い、恋を知って少しずつ変わっていく。7歳という年の差に、少しでも二ーナを守れる男になろうと頑張る陽光がすごくカッコ良い! 小山田さんの挿絵も小説に華を添えていた。凪良さんの作品では一番好きかも
2011/07/28
天使を愛するアカウント
年下、役者・陽光×太陽の下に出られない病気を持つニーナ。ホントにホントにとってもよかった。あとがきの凪良さんの言葉にあるように、どのエピソードとっても大事なもので、病気によってひきこもったニーナと幼い頃の陽光の出会いから、最後のページまで、コニーナとか、陽光の「ROVE」の手紙とか、駆け落ちのドライブとか、漱石の名言を使ったエピソードとか、全てが胸にしみて感動した。夢も挫折もあった上でそれでもお互いが大切だ、と思える2人だから、2人がお互いに出会えてよかったと思う。素敵な物語に出会えてホントに満足。
2011/04/12
ごろ太
積本消化。すっごく良かったです。今まで読んだ凪良さんの中で突出No.1でした。文章がリリカルでとにかく美しいです。18歳と11歳で出会ったニーナと陽光の8年の軌跡ですが、これから先の二人を想像すると胸がほっと温かくなるような物語でした。答えは誰にも判らないけど、自分の信じる道へ苦しみもがきながらも進んで行くのが人生だよね、としみじみ思いました。
2012/04/21
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