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コトラ、母になる: 津軽のネコの四季物語

コトラ、母になる: 津軽のネコの四季物語

コトラ、母になる: 津軽のネコの四季物語

作家
岩合光昭
出版社
クレヴィス
発売日
2015-07-25
ISBN
9784904845592
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コトラ、母になる: 津軽のネコの四季物語 / 感想・レビュー

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くろにゃんこ

疲れている時にはこういう癒し系がいいね(*^_^*)津軽のネコを約一年追い続けた物語。自然の中でのびのびと成長する子猫たちがもの凄く可愛い。その一方で過酷な現実も起こりうる。読めば読むほど岩合さんのネコ大好きっぷりが溢れ出ています(笑)

2015/11/20

ぶんこ

岩合さんが1年4ヶ月津軽に通って撮り続けた猫写真のエッセイ。岩合さんの猫写真が、どれも快いのが何故なのかが分かった気がします。ベストショットを作り出すのではなく、猫が来てくれるまでひたすら待ち続けていたからでした。猫と岩合さんの信頼関係が写真に現れていたようです。感動しました。また津軽の人々の優しさにも感動。雪の中、おばあちゃん⁉️が猫ためにカマクラを造ってあげていたなんて。普段は撫でさせてくれない猫も、死が近づくのをさとるのか、撫でさせてくれたというエピソードにはグスンときました。岩合さんの猫愛満喫。

2016/05/27

mj

たくさんのこんなにかわいい猫と過ごせるなんて幸せですね。猫も自然の中で自由に動き回れるなんて幸せ。(交通事故と無縁というわけにはいかないけどども。)写真のと文章のページの割合は半々くらいです。写真はどれもすばらしい。猫の気高さが満ち溢れています。

2018/03/29

団長

以前読んだ「ふるさとのねこ」が写真集で、こちらが本編?になるのかな。青森県津軽地方の大自然の雄大さに圧倒され、そこに猫達とのコントラスト。最高です。でもね、自然と生きてるって事は自然の厳しさも当然あって。前までいた子が姿を見せなくなったり、撫でさせてくれない子が急に撫でさせてくれるようになったり。そんな切ない話もありつつ、子猫だった子が母親になったりして。コトラ、オオトラ1家が家族で群れていられるのも蓄膿症の猫、チクや周りの環境もあるけど、奇跡みたいなものなんだなって思った。岩合さんの文章も素敵でした。

2024/07/02

ぐうぐう

家猫とは違い、外で生きる猫は、その佇まいがどこか違う。エサだけをもらい(時には寝床も用意され)、けれど柵もリードもない自然の中で生きる猫達は、自由を手にする代わりに過酷さを引き受けている。1年4ヶ月に渡って津軽の猫達を撮った『コトラ、母になる』。まず目を奪われるのは、雪の中を平然と歩く猫の姿だ。決して寒くないわけではないだろうに、キリッとした表情で雪の上に立つ猫達は、生きるうえでそれを受け入れているのだろう。そんな厳しい環境の中で新しい命を産む行為が、そのことを証明しているかのようだ。(つづく)

2023/12/27

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