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たとえる技術

たとえる技術

たとえる技術

作家
せきしろ
出版社
文響社
発売日
2016-10-12
ISBN
9784905073420
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たとえる技術 / 感想・レビュー

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徒花

うーん、おもしろいっちゃおもしろい……が、誰が読むのかなかなか難しい本。タイトルや表紙のつくりはコミュニケーション系のビジネス書のようだが、中身は著者による「たとえ大喜利」が多く、実利的な内容とはいいがたい。もちろん、「たとえ大喜利」はおもしろいし、説明の文章でもさりげなく笑えることが書いてあってサブカルチャー系の本として楽しめるのだけど、かと思うと今度はまじめなことを書いていたりして、どっちつかずな本という印象を受ける。でもまあ、企画系の仕事をしている人なら読めばなかなかためになる本なんじゃないか。

2018/11/09

Emperor

「テレビをつけたらちょうどバルスのところだったような偶然」「雨天中止を知らなかったような孤独」。よくもまあこんなに手を変え品を変え面白く整えてくるなあと。途中から自由律俳句っぽさが出てきて句集を読んでいるような錯覚になります。

2017/05/01

あじ

私は日々『たとえる技術』を、子供相手に磨いている。子供らは“面白いたとえ”が大好きなのだ。鼻毛の頭が出ているOちゃんに、こう言ってみる。「Oちゃんの話のように、長い鼻毛が出ているよ」と。気付かれると恥ずかしい鼻毛をたとえただけで、それは世にも不思議な鼻毛となり、好奇心を煽るものにランクを上げる事が出来る。せきしろさんの“たとえ”は、想像力の助走を踏み“燃えるような赤いもみじ”を跳躍、“アントニオ猪木のタオルのように赤いもみじ”に着地する。この本は痒い所に手が届く、孫の手のように局地的だ。

2016/11/18

R

大喜利の指南書、教科書みたいな内容でした。何かを例える方法について、技術を述べつつ、実例をあげたり、思考方法の辿り方を記したりと面白い本でした。形を似たものから持ってきたり、色のイメージを膨らませたりと、よくある方法に加えて、たとえる対象自体を広義の単語に展開することで、普通例えない方法にたどり着けたりするのは、ちょっと実践したいテクニックだと思いました。いくつか納得できないたとえがありましたが、おおむね楽しく読めました。

2017/02/01

かんらんしゃ🎡

★たとえる技術を会話に使えば気詰まりを和らげられるよ、会話が長続きするよってなるほどね。書くことばかりを念頭に置いていた。★ビビッとくるのを作るのは難しい。相手をしびれさせるのはなお難しい。動きや絵面がすぐ脳内に浮かぶものがいいんだろうな。「サザエさんのように追いかける」

2017/12/23

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