寝盗られ宗介
寝盗られ宗介 / 感想・レビュー
shima
自分の奥さんをほかの男と駆け落ちさせる座長が最初は全然理解できなかったのに、最後のほうは座長っていい男じゃない?と思ってしまった。そんな愛の形もあるのですねぇ。
2016/04/02
ミスター
通過儀礼、父と子、放蕩息子、瞼の母、これらの「提携」が重層的にトレースされ、ラストで男と女の「愛欲」へと流れていく傑作。つかは自分で執筆せず、口立てで書かせていたようだが、小説はそういうつかこうへいの私小説になっているのではあるまいか。随所で演出そのものが表現として成立している。
2017/03/08
感想・レビューをもっと見る