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無知の壁 (サンガ新書 62)

無知の壁 (サンガ新書 62)

無知の壁 (サンガ新書 62)

作家
養老孟司
アルボムッレ・スマナサーラ
釈徹宗
.
出版社
サンガ
発売日
2014-09-14
ISBN
9784905425182
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無知の壁 (サンガ新書 62) / 感想・レビュー

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ちさと

上座部仏教長老と脳科学者の養老さんによる異業者対談です。バカの壁の話を発展させ、近代自我が持つ弊害について、仏教と科学的見地から語られていきました。おふたりの話には一致点も多く、科学的な事実を追い求めているわけではない仏教が、とても論理的なことに驚きました。いつでも「自分」を中心に生きていて、バカの壁を大きく建設しさらに、自ら突っ込んでいって負傷してる私。お寺で座禅を組みたくなった。

2018/08/13

mari

『嫌な対象を移すことは可能であるが、その代わり別の対象が嫌いになる』にはビックリした!けれどよく考えると自分にも当てはまる過去があった。面白い~!

2015/08/17

ヨコツ

己とは地図上の現在地を示す矢印に過ぎず、また他との境界それ自体が自我なのだ。

2017/06/08

まろすけ

養老さん×仏教=なかなか面白い。⚫本当の自分などない。それは今の自分に納得していないことの裏返し⚫自我の錯覚という病。自我は蜃気楼⚫仏教は科学。生きるとは何かというテーマをお釈迦様という科学者が研究し、他の科学テーマと同じように真理を見出した⚫幽体離脱。空間定位の領野が瀕死で最小限になったときに見ている私と見られている私になる(自我と身体の合一)⚫死体になるのは他人だけ。親しい人は死体にならない⚫仏教は「原始脳(本能)と戦って勝て」と訴える。自分という主観が割り込むと理性の代わりに感情が支配権を取る。等。

2017/09/09

なつきネコ@中の人だよ!

自己などない。それを否定する自分がいる。それが私の業なんだな。錯覚だと知っても、たしかに錯覚した自分がいる。しかし、蜃気楼こそが自我であり、自我を錯覚だと知覚しながら生きる事にふと落ちついた。後半のエネルギーこそが文明を作っており、人類はそれにのかってるだけと言うのは至言だ。経済成長だと言いながらも人は経済に依存するだけ。結局、人は一歩も進んでいない。哲学より先に経済を発展するべきと言った言葉があったが、経済を持ち上げても同じ事を繰り返すだけ、世界を救うべき何かを探るために哲学や仏教を見返すべきと思う。

2016/01/03

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