別冊サンガジャパン 1 実践! 仏教瞑想ガイドブック
別冊サンガジャパン 1 実践! 仏教瞑想ガイドブック / 感想・レビュー
ラーメン小池
現代日本の瞑想事情、マインドフルネスとの関連やテーラワーダ瞑想の種類などについて、その特徴や歴史、国内外の動きを幅広く収録し、実践に際し決定版とも言える一冊。本書で一番興味があったのが、永井均×香山リカの対談。瞑想に興味を持つ方が抱く疑問、例えば、瞑想の実践が日常生活へどのように好影響を浸出していくのか、また瞑想を実践する上での不安などにヒントを与えてくれる。現代日本では上座部仏教による瞑想が主流だが、個人的には大乗仏教に軸足をおいた瞑想(≒坐禅)が、日本人への適性と広く世界への発展性を持つと感じる。
2015/08/31
ひろか
斜め読み。期待していたものとは違ってましたが、類書なす。
2015/01/07
ミー子
「ガイドブック」とあるので、仏教的な瞑想について実践的な内容が多いのかと思ったが、医療や哲学や心理学の研究者が、その方面から書いたものが多く、ちょっと違った。ラストの瞑想道場紹介は、国内の色々な団体等のことがまとまっていて、参考にはなる。
2019/03/02
やまえつ
仏教瞑想ガイドブックと銘打ってるけど、大乗仏教の瞑想に関してはあまり載ってない。基本的にはテーラワーダ仏教と、その流れで西洋に広まったマインドフルネスを紹介した本という印象。いろいろな著者がおっしゃっていたのは、ブッダの瞑想ではおかしいことは起こらない。自己流でなく正しい師について教われ。より良い師を探せ。というようなこと。そういう意味では最後の瞑想道場紹介は役に立つと思う。
2014/09/23
牛タン
テーラヴァーダ仏教における瞑想を特集した雑誌。5パートからなり、瞑想の概観、ヴィパッサナー瞑想の解説、マインドフルネスとの関わり?、日本におけるヴィパッサナー瞑想のルポ、国内の瞑想道場の紹介、について5記事くらいずつ載っている。ヴィパッサナー瞑想自体は古くからある方法としても、今よく見られる瞑想指導法やコミュニティが形成されたのはほんとに最近のことなんだと思った。まだまだ全体として狭いコミュニティでしかない一方で、排他的な言説から包摂的な言説までいろいろあることが知れた。
2018/09/10
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